一千年に渡り、儚き桜と生涯を重ね合わせてきた大和心…
毎年増えゆく春の記憶が、人々にもたらすものとは何なのか？

写真や動画は、単なる記録、ではなく
当時の匂いや、風の感覚までも甦らせるようなものでありたい。
「この時、久々にじいちゃんに会えて嬉しかったなぁ」というような。

人生を振り返る時、“記憶“がとても重要な役割を担っているとしたら、
撮ることが当たり前のこの時代に、何を「遺す」べきなのか。

その一瞬に”永遠”を閉じ込める「写真」
その前後に音も繋ぎ、よりリアルを記録する「動画」

双方の融和性を自分なりに探りながら制作した作品です。