SS10 小林真佐子

オンライン会場

出展者フロア在廊予定日時

5月20日(木)20:00-21:00
5月22日(土)21:00-22:00

プロフィール

上智大学新聞学科卒業。2014年より写真を学び始める。PHaT PHOTO写真教室でテラウチマサト氏に師事。2020年御苗場Vol.26でレビュアー賞(東京都写真美術館学芸員・遠藤みゆき氏選受賞

ステートメント

東京駅の魅力は、ずばり「リビング・ヘリテージ」であること。そこは、伝統と今が共存する特別な空間。設計者辰野金吾さんの理念と、明治・大正期と現在の職人たちの技が随所にちりばめられている駅舎が、現役の東京の表玄関であるところである。

私は訪れるたびに元気をもらえるような気がしていた。そして、辰野金吾さんについて、そして保存・復原工事のエピソードについて知るにつれ、東京駅の継承は、単に駅舎の継承ではなく、先人たちの想いや優れた技術の継承だと思うようになった。

今、日本の社会は元気がない。明治・大正期ほどでないにせよ価値観の変換を求められている。こんなときだからこそ、自分の人生の始まりの場所を思い返しながら、先人たちの熱き想いの結晶である東京駅をゆっくり眺めてほしい。きっとあなたならではの東京駅が見つかると思う。

出展作品