兵庫県生まれ。東京都在住。デザイナー。2005年より写真を始め、2010年より自然風景の撮影を始める。Subjectiveに自然を捉えることを主軸に、グラフィカルな視点で独自の自然風景を撮影している。2020年 第21回前田真三賞受賞。公益社団法人日本写真協会会員。
「Subjectiveに捉えること」をテーマとし、自然風景をモチーフに撮影しています。新山清さんなどのSubjective Photographyに影響を受けつつ、デザイナーを生業としていることもありグラフィカルな視点で独自の自然表現を模索しています。
都会に生まれ暮らし、自然は好きなのに縁がなく憧れの対象であったため、撮影時は自然の一挙手一投足を見逃さないようにしています。故郷の自然のような自分が撮る意味のある特定の地域を持たないことが私の風景の探し方を自ずと主観的・内省的にさせました。
近年、絶景ブームとSNSによる拡散が日本の自然風景や里に与えている影響を深刻に考えています。自分だけの絶景とはなにか?自分の世界の見方とは何なのか?それを写真で表現するとどうなるのか?私の作品が自分自身の世界の見方や撮影環境を考えるきっかけになれば大変嬉しいと思っています。