W36 水口ゆか
オンライン会場
在廊予定
5月20日(木)19:00-20:00
5月20日(木)20:00-21:00
5月22日(土)19:00-20:00
5月22日(土)20:00-21:00
5月22日(土)21:00-22:00
プロフィール
Photographer/Portrait Model/観覧車ハンター/会社員
屋上に小さな観覧車のある街出身。
都内写真スタジオのオペレーター兼、live写真、イベント写真を中心に撮影するフリーフォトグラファーを経て、現在に至る。
2018年より「観覧車ハンター」と名乗り、観覧車をモチーフにした作品制作を始める。
1か月に17回観覧車に乗ったり、日の出日の入りの角度と天気に格闘しながら旅を続けている。
ステートメント
小さなゴンドラの中は、まるで繭のようだった。
狭く無機質な繭の中、窓越しの世界だけがやけにきれいでとても心地が良かった。
美しい世界が撮りたくてカメラを構えたはずだったのに、美しい世界から切り離されたくて、誰も居ないこの場所に閉じこもっていた。
観覧車は不思議な乗り物だ。量産的でありながら見下ろす景色も見上げる景色も様々であり、その場所のシンボルとして誰もが一度は空を見上げる。空と共に色を変えて、美しくあり続ける外の世界と、閉鎖的なゴンドラの両面を写真作品としてアプローチした。
ゴンドラのセルフポートレートは内側の自分、外の眩しさに押されながらも確かにそこにいる自分。
外の世界はカラフルな遊戯物ではなく、象徴的な存在としてシルエット化させた観覧車。
今日も世界のどこかで、再生を望むように観覧車に身を委ねている。